どうも、ナカボンです。
前回記事に続いて、「なぜ授産製品はなかなか売れないのか」について、消費者のコストとベネフィットの観点から考えます。
消費者のコストとは、具体的には支払うべき費用(金銭)、買うための労力(移動、検索、購入手続き等)です。
ベネフィットとは、買ったことで得られる何らかの利益です。具体的には食べ物であれば「おいしいという経験」「より健康になれそうという期待」「親しい人と食べる体験の共有」「被るはずだった不利益の回避」でしょうか。
この二つを比較衡量し、コストをメリットが上回ると判断された際に初めて、「買いたい」と思うようになります。
だから「買いたい」と思ってもらうためには、自分の商品がどんなメリットを与えられるのかを明確にし、適切なコストを設定し、消費者に適切に伝えることが重要になります。
これは買い物に限らず人が何か選択を下す際に共通の図式です。