今回は、普段日常で使用している車いすとバスケットボール用の車いす(バスケ車)の違いについてご紹介します。
違った部分がいくつかあるので数回にわけてお伝えできればと思います。
今週は、タイヤが「ハ」の字になっていることについてご紹介します。
まず名前についてですが、選手や車いすを作ってくれる業者さんは「キャンバー」と呼んでいます。
車いすを作ってもらうときには、業者さんから「キャンバーの角度はどうしますか?」と聞かれます。
バスケットボール用(バスケ車)はもちろんですが、普段用の車いすを作ってもらうときにも聞かれます。
実は、普段用の車いすにも見た目では気づきにくい程度ですがキャンバー(ハの字)をつけている方もいます。
なぜキャンバーをつけるかというと動きやすくなるからです。とくにターン(回転)が速くなります。
小学校などの車いすバスケットボール体験会でよく実践しているんですが、普段用の車いすとバスケットボール用(バスケ車)でターン(回転)の競争をします。結果は圧倒的にバスケ車が勝ちます。
みてもらって、体験してもらうことでより理解してもらえるので、皆さんにも普段用とバスケ車との違いを体験していただきたいです。
ほかにも、車いす同士が並んだ時に、バスケ車をこぐ手がお互いあたらないであったり、座ったときに重心が安定するなどの理由があります。
次回も引き続き、車いすの違いについてご紹介したいと思います。
タイミク