第11回目は先週に引き続き、バスケ車(バスケットボール用車いす)の動作方法についてご紹介します。
車いすに乗って前に進んでいる状態でスピードは歩いてる速度をイメージしてみてください。
進んでいると前に人が現れました。
先週は、両手でタイヤをつかみ、腕を後ろに引いて止まることをお伝えしました。
今週は、車いすの「向きを変えてよける方法」と「その場でターンしてよける方法」をお伝えします。
前に進んでいるバスケ車(ばすけしゃ)は、どちらかのタイヤをつかむことで向きが変わります。
右に向きたいときは、右手でタイヤをつかみます。その際、体が遠心力で左側に引っ張られるので
初めてバスケ車(ばすけしゃ)に座られる方は、タイヤをつかむと同時に体重を右側のタイヤに乗せると
体が引っ張られずに方向転換しやすくなります。
その場でターンする動作も向きを変える動作と同じで、どちらかのタイヤをつかみます。
つかむまでは同じで、つかんでいる時間を長くすることで、その場で車いすがまわります。
まわっているときも遠心力により、体が引っ張られるので、つかんだタイヤの方へ体重を乗せることで
重心が安定しうまくまわれます。
バスケ車(ばすけしゃ)に乗り慣れてくるとスピードが上がってきます。
そのため方向転換やターンをするときに遠心力を意識しておかないと、吹っ飛ぶことがあります。
車いすバスケの選手でも、新車のバスケ車(ばすけしゃ)に乗り換えたときは、いつもやっている
ランニングシュートの練習でシュートを打ち終わって方向転換するときに吹っ飛ぶことがあります。
皆さんも吹っ飛ぶぐらいまで車いすがこげると、さらに車いすバスケが楽しくなります。
くれぐれも吹っ飛ばないようご注意いただければと思います。
タイミク