第10回目は先週に引き続き、車いすに座っての動かし方(操作方法)についてご紹介します。
前回は、止まった状態から「前に進む」や「左側への方向転換、右側への方向転換」といった基本の動作を
時計で表現しながらイメージしてもらいました。
車いすはバスケットボール用の車いすも止まった状態からこぐ動作はそれぞれ同じです。
そこで今回は、バスケットボール用の車いすに座って動いている状態での動作を説明したいと思います。
その前に、ぜひ知ってもらいたいのが、バスケットボール用の車いすは病院や介護施設によくある車いすと違って
こぐのがとても軽いというのが特徴です。
前に進むだけでなく、方向転換をするときもあまりちからを必要としないため、初めて乗る方の中には
まっすぐ進めないこともあるぐらい左右に向きやすくなっています。
バスケットボール用の車いすは動きやすさの様々な工夫が詰まっています。
さて皆さん、車いすをこいで前に進んでいる状態をイメージしてみてください。
スピードは歩いてる速度と同じくらいで進んでいます。
進んでいると前に急に人が現れました。
ぶつからないようにとっさにできる動作は、
① その場で止まる
② 車いすの向きを変える
③ その場で一周グルっとターンする などの動作があります。
まずは①その場で止まるについて、動作はとてもシンプルです。
両手でタイヤをつかみ腕を後ろに引きます。腕を後ろに引くことでつかんだ手が前にいかなくなります。
動作はシンプルですが、車いすバスケットボールではスピードが出ている中でバスケ車を止めるのは
非常に難しく、さらにはバスケットボールを持ちながら止まるといった技術も必要となります。
ぜひ皆さんにもさまざまある動作を体験していただきたいです。
次週は②③の動作方法を引き続きご紹介できればと思います。
タイミク