第9回目は車いすに座っての動かし方(操作方法)についてご紹介します。
皆さんは自分で車いすに座って動かしたことはありますか?
今回は、車いすという乗り物について、基本的な動かし方をご説明したいと思います。
説明の際に手の位置を時計で表現してみました。
左手と右手が時計の位置で表現すると逆になることに気づきました。
車いすに乗ったことがある方も一緒にイメージしながら読みすすめてもらえればと思います。
まずは、前に進むための手の位置と動かし方になります。
車いすに座った状態で左右にある大きなタイヤとハンドリム(外側部分の持ち手こと)をつかみます。
タイヤをつかむ位置は真上より少し前。右手は1時の位置、左手は11時のあたり。
その左右の手を同じタイミングで斜め下にさげていきます。
左手が9時のあたり、右手は3時のあたりまできたら手をタイヤからはなして、
また11時と1時の位置からタイヤをつかんで斜め下にさげます。
これらの動作を繰り返すことで前に進みます。
次に、その場で右に方向転換したいとき、はじめのタイヤをつかむ位置は左手が11時と右手が1時は同じです。
右手はタイヤを後ろに引き(肘をうしろに引くイメージ)、同時に左手を9時の方向まで斜め下へさげます。
結果、車いすが右に向きます。
では、左に方向転換する場合は、左手でタイヤを後ろに引き(肘をうしろに引くイメージ)、
同時に右手を3時の方向まで斜め下にさげます。結果、車いすが左に向きます。
さて、皆さん車いす操作を時計の位置で表現しましたがイメージできたでしょうか。
実際に車いすに座って実践してみると手の動きや車いすの方向転換を体で感じることができます。
ぜひ車いすに座って体験していただきたいです。
次週も引き続き車いすの操作についてご紹介したいと思います。
タイミク