どうも、ナカボンです。
前回記事で予告したように、私が以前訪問した2ヶ所の特例子会社で採用されていた障害特性に応じた配慮を、それぞれ一つずつご紹介します。
私が訪問した特例子会社は2ヶ所とも、大手製造業メーカーのグループ企業でした。
仕事内容も部品のピッキングや組み立てなどで、扱う棚や道具に様々なシールがついていたりランプがついていたりするのです。
それらは何かというと、物の配置を覚えることが困難な従業員でも作業ができるようにするための目印です。
ある部品を組み立てる際には、そのパーツを収納している棚のランプが光ります。そこからパーツをとると同時にボタンを押してランプを消していくと、パーツの種類や数を間違えることなく容易に部品を揃えることができます。
これは環境や作業手順を工夫することで、多くの従業員にメリットをもたらしている配慮です。
もう一つの特例子会社で行われていたのは、「基準の可視化」です。
ある部品を人がクリーニングする作業において問題となるのは、「どこまできれいにすればよいのか」が曖昧になりがちなことです。
そこで悪い例から良い例までのサンプルを用意することで、誰が行っても統一された基準で作業できるようにしていました。
読者の中には既にお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、これらは健常者が働く職場においても、業務の効率化や品質向上に貢献できる取り組みです。
2ヶ所で行われていた配慮や工夫はまだまだあります。
ご関心がありましたら是非、お近くの特例子会社に見学をお願いしてみてください。