どうも、ナカボンです。
以前の記事で、「作業所と企業の違い」を紹介しました。
その際は「作業所が企業とどう違うか」を主題にしましたが、では企業で働く障害者はどう働いているのか、その人たちに対して企業はどうしているのかを、何回かに分けて取り上げます。
一回目は雇用の方法についてです。
とはいっても、雇用契約自体に特別な何かがあるわけではありません。
フルタイムの正社員であったり非正規雇用であったりと、その点で健常者と何か違いがあるわけではありません。
一つ大きな違いがあるとすると、「特例子会社」という制度が挙げられます。
詳しくは後日取り上げたいと思いますが、一定以上の規模の企業には、社員数におけるいくらかの割合以上の障害者を雇用しなければならないと、障害者雇用促進法に定められています。
そこである企業が一定の要件のもと、障害者のための特別な配慮をした子会社を設立した場合、その子会社に雇用されている障害者を親会社や企業グループ全体で雇用されているものとして算定できるとするものです。
障害の有無に関係なく共生する社会の実現に資するかという点で賛否がありますが、現在は日本で数百の企業が設立されています。
次回の記事では、私が以前訪問した企業で採用されていた配慮についてご紹介します。