障害のある方と仕事(6)

どうも、ナカボンです。

 

新型コロナウイルスの流行で自粛が続いていた社会経済活動も少しずつ再開してきています。

今回のウイルス流行では授産施設にも多大な影響がありました。

そこでこの機会に、授産施設における「仕事と支援」についてご紹介します。

 

授産施設の職員同士の会話ではよく「支援」と「仕事」という言葉が出てきます。

授産施設は法制度上では「就労支援施設」であることが多く、その名の通り「働くことを支援する」ことが求められています。

しかし施設に通う利用者の特性は様々で、中には「働くためにまず生活リズムを整えなければならない人」や「自身では体調管理が難しい人」も少なくありません。

 

そんな人たちに対してはまず「毎日規則正しく生活できるようになること」や「声をかけたり運動したりして体調を維持すること」が求められます。

これが「生活支援」であり、会話の中で「支援」と呼ばれるものであり、時に「仕事」と相反するものとして捉えられることがあります。

しかし施設の本来のミッションは「利用者がよりよく生きられるように支援すること」であり、「仕事」も「支援」もそのミッションのために行われるものです。

 

ですから両者は決して対立関係にあるものではなく、互いにプラスの相乗効果をもたらすことができるようにすることが大切なのではないでしょうか。