障害のある方と仕事(4)

どうも、ナカボンです。

今回は、「働くための支援とは何か」です。

 

前回の記事でも少し触れましたが、障害のある方が働くためには、いわゆる「健常者」とは違う配慮が必要となる場合があります。

というより、何かしら違う配慮が必要な方が、「障害者」と呼ばれるといってもいいのかもしれません。

 

例えば、「あいまいな指示(だいたいこのくらい、適当になど)を理解できない」「人に話しかけるタイミングが分からない」などの特性を持つ人が職場に入って、何も配慮無しでいるとどうなるでしょう。

「指示したことができない」「今の仕事と関係ないことを話される」となって、周囲も本人もつらくなってしまいます。

しかしそれは、「できるだけ具体的な言葉で指示する」「仕事に区切りをつけてその区切りごとに話すよう教える」などすれば解決可能ではないでしょうか。

 

つまり「働くための支援」とは「優しくする」「評価を甘くする」ことではありません。

個別の特性を知り、それに応じて最も有効なコミュニケーション方法や教育、職場環境を考えるということです。

 

またそういった工夫は、健常者同士であっても、ミスを減らしたり時間を有効活用したりすることにつながり、生産性を上げることにつながるのではないでしょうか。