障害のある方と仕事(3)

どうも、ナカボンです。

3回目の今回は、「作業所と企業の違い」を紹介します。

 

そこに人が集まって何かの仕事をするということにおいて、作業所と企業に違いはありません。

大きな違いは①作業所に通う障害者は作業所の利用者であること、②利用者の作業や生活を支援する職員がいること です。

 

①は制度的な仕組みによるもので、障害のある方は作業所の提供する「就労支援サービス」を「利用」していることになっています。雇用関係ではありませんので、最低賃金の制度は適用されず、仕事に対して支払われるお金は給与ではなく「工賃」と呼ばれます。 *一部には適用されるサービスもあります

 

②も①に関することですが、作業所が雇用している職員は「支援員」と呼ばれ、「作業所に通う障害者が働くことができるように」支援することが仕事です。 多くの場合、体調や生活リズムの見守り、作業の助言や補助具の開発、検品や品質管理を担っています。

 

このように作業所では、福祉とビジネス二つの領域が重なっています。 それこそが、作業所と企業の違いを生む一番の要因ではないでしょうか。